AGA（男性型脱毛症）とは？！
AGAとは、Androgenetic Alopeciaの略で「男性型脱毛症」という意味で、成人男性によく見られる薄毛になる状態です。
20代ぐらいから、額の生え際や頭頂部の髪が薄くなっていき、残った髪の毛も細く短くなっていきます。
男性ホルモンの一種であるテストステロンが、毛乳頭細胞内にある還元酵素（5αリダクターゼ）によって、DHT（ジヒドロテストステロン）へと変換され、男性ホルモンレセプターと結合することにより、薄毛や細毛を引き起こします。
AGAの特徴としては、額の生え際から頭頂部にかけて症状が現れますが、その理由は、前頭部や頭頂部には男性ホルモンレセプターが多いため、その部分がハゲてしまうのです。
進行性のものなので、薄毛に気づいた方や悩んでいる方、不安な方は、できるだけ早く予防することが重要です。
AGA対策の育毛剤は？
AGAの対策としては、育毛剤を使った対策がありますが、「塗るタイプの育毛剤」と「飲むタイプの育毛剤」があります。
1．塗るタイプの育毛剤
塗るタイプの育毛剤は、患部に直接塗ることができるタイプで、主成分はミノキシジルと塩化カルプロニウムです。
ミノキシジルは、もともと血圧を下げるための薬で、血管を拡張して血行を促進させる働きがあります。
昔からあるオーソドックスなもので、市販されているAGA対策の育毛剤はほとんどがこのタイプです。
2．飲むタイプの育毛剤
飲むタイプの育毛剤は、比較的新しいタイプのもので、体の内側から働きかけて発毛を促進します。
最近では、AGAの治療としては、飲むタイプの育毛剤が使われるケースの方が増えてきています。
主成分はフィナステリドで、もともと前立腺ガンの治療に使われていた薬で、その後AGAの治療にも効果があることがわかりました。
その効果は高いですが、副作用（めまい、嘔吐など）もあるので服用できるのは成人男性に限られており、女性や子供は使用することができません。
2つを併用すると効果が高い
基本的に、ミノキシジルは血行を促進し、血液の流れをよくすることによって、毛母細胞に運ばれる酸素と栄養素を多くして、発毛を促進しています。
それに対して、有効成分フィナステリドを含有しているプロペシアは、抜け毛の原因となる男性ホルモンの働きを抑制する効果を持っています。
このように両者は効果が違うため、併用すると高い効果が期待できます。
