育毛剤の3つのポイント
育毛剤の選ぶには3つのポイントがあり、1.薄毛の原因となる抜け毛を抑えること、2.新しい髪が生えるための土壌を整えること、3.生えた髪を強く太く育てる対策をすることです。
1.抜け毛の原因を抑制する成分を配合している。
男性型脱毛症(AGA)の原因のほとんどは、毛根の周辺で生成される男性ホルモンの一種である「ジヒドロテストステロン(DHT)」です。
薄毛の進行を予防するには、このジヒドロテストステロンが生成されるのを抑制することが重要となってきます。
薄毛から脱却するには、原因となる抜け毛を減らすことが重要なので、まずはそれを抑えるようにしましょう。
2.髪を生やす頭皮環境を整える成分を配合している。
髪を生やすためには土壌である頭皮の環境を改善して整えることが重要であり、頭皮の保湿や新陳代謝向上のための成分を摂取しましょう。
3.新しい髪を生やして育てるための成分を配合している。
いくら髪が生えても弱々しい細い毛だと地肌が透けて見えるので、頭皮を整えたあとは髪を生やして、それを太く長く育てることが重要となってきます。
では、ポイント別の成分を見ていきましょう。
成分表
1.抜け毛の原因を抑制する成分を配合
成分の種類 | 働き | 配合成分 |
---|---|---|
男性ホルモン抑制剤 | 脱毛の原因をブロック | フィナステリド・ヒオウギ抽出液・オウゴンエキスなど |
2.髪を生やす頭皮環境を整える成分を配合
成分の種類 | 働き | 配合成分 |
---|---|---|
抗脂漏剤 | 皮脂分泌を抑制する | チオキソロン・ビタミンB6・カシュウ・イオウ・ユニトリエノール・ワカメエキスなど |
保湿剤 | 頭皮の水分保持 | ピロリドンカルボン酸・ヒアルロン酸・みかんエキス・ローヤルゼリーエキス・レモンエキスなど |
消炎剤 | 肌の炎症を抑える、かゆみ予防 | グリチルリチン酸2K・ラウレス-9・アラントイン・アルテア根エキス・塩酸ジフェンヒドラミンなど |
抗菌・殺菌剤 | 皮脂を栄養とする微生物の活動を抑制する | 塩酸クロルヘキシジン・ハッカ油・サンショウエキス・ヒノキチオール・カキタンニンなど |
角質溶解剤 | 角質を膨潤させてフケを予防する | エビネエキス・サリチル酸・トレハロース・レジルシン・乳酸・ヨクイニンエキス・ホップエキスなど |
抗酸化剤 | 毛穴の酸化、活性酸素を抑制する | ヨーロッパブナエキス・フランスカイガンショウ樹皮エキス・ニコチン酸アミドなど |
3.新しい髪を生やして育てるための成分を配合
成分の種類 | 働き | 配合成分 |
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抹消血管拡張剤 | 頭皮の血行促進 | ミノキシジル・トウガラシチンキ・ショウガエキス・ゴマ油・ハッカ油・ショウキョウエキスなど |
頭皮代謝活性化剤 | 皮膚呼吸の酵素を活性化 | クロレラエキス・クロロフィル・ヒノキチオール・ゴレンシ葉エキス・トウニンエキスなど |
栄養補給剤 | 頭皮細胞の活性化、ビタミン不足の補給 | ビタミンA・ビタミンB2・ビタミンB6・ケラチン・ヨウ化ニンニクエキスなど |
成分の効果を知って自分にあった育毛剤を選びましょう
育毛剤は上記の表のとおり、成分の効能で男性ホルモン抑制剤、抗脂漏剤、保湿剤、消炎剤、抗菌・殺菌剤、角質溶解剤、抗酸化剤、抹消血管拡張剤、頭皮代謝活性化剤、栄養補給剤の10種類に分かれます。
薄毛で悩まれている方は、どの段階のポイントに効くのかを確認し、自分にあった育毛剤を選ぶようにして下さい。