育毛剤には3タイプあるべし!
育毛剤には、「医薬品」、「医薬部外品」、「化粧品」などがあり、成分や効能が違うものがあります。
「医薬品」は、厚生労働大臣より効果があると認可したもので、治療や予防が目的で使われるものです。
医薬品には、医師の処方箋が必要な医療用医薬品と薬局などで購入できる一般医薬品があります。
医薬品は、育毛・発毛効果は高いですが、副作用の恐れがあるので、購入する際は、医師や薬剤師、専門家に相談してください。
「医薬部外品」は、医薬品ではないがそれに準ずるもので、治療用ではないので効果は穏やかです。
副作用の恐れが少なく、長期間使用することになるので、香りやべたつかないなどの使用感や優しい天然由来の成分であることなど、長く続けられるものを選びましょう。
「化粧品」は、それ以外のもので、天然由来の成分のものが多く、人体への作用が緩和なものを指します。
主に、身体を清潔に保ったり、皮膚や毛髪をすこやかに保ったりするために使用されることが目的とされており、保湿以外の効果はパッケージに記載できません。
妊娠中や授乳中に気を付けるポイント
妊娠中や授乳中に育毛剤を使っていいかどうかは、その育毛剤に含まれている成分によります。
育毛剤の成分は頭皮に塗るタイプのものでも、頭皮の末梢血管を通して身体に流れていきます。
気をつけておきたいポイントは、血液や母乳に浸透して赤ちゃんに影響を与えないこと、ホルモンに影響をあたえないことです。
女性用の育毛剤を使うこと
妊娠中や授乳中には、副作用のある「医薬品」の育毛剤(フィナステリド、ミノキシジル)は使用しないようにしましょう。
フィナステリドが含まれている場合、皮膚から吸収されたりすると、生まれてくる男の子の生殖器に異常が出てしまう恐れがあり、ミノキシジルは、妊娠中の使用については安全性が確認されていません。
基本的に医薬品の育毛剤は副作用の強いものが多く、胎児に影響があることも考えられるので、使用は控えましょう。
ただ、女性用の育毛剤の中には、製品によってはこのような成分が入っておらず、妊娠中に使用できるものあるので、成分をきっちり把握して使用しましょう。